来る災害に備えて~法人BCP大規模水害訓練を実施しました~
社会福祉法人クムレでは、令和3年度からBCP(事業継続計画)の本格的な見直しを行っています。
従来まで作成していたBCP自体が、実用性に欠けるものであったことから
根本的なところから見直しを図り、法人全体で検討を行っています。
そして作成したBCPに基づき年2回の「法人BCP大規模訓練」を実施しています。
今回は、現在作成中である水害想定を交えた大規模訓練に取り組みました。
本訓練で重点的に実施したのは以下の3つです
①災害対策本部の設置
法人としての母体が大きく、所有する事業所数が多いこともあり
統率を取るための対策本部を設置することとしています。
今回は、実際の災害を想定として対策本部を設置し、法人全体での指示を行うこととしました。
②入所事業所の避難
いかなる災害が発生した際にも、入所事業所については事業継続を余儀なくされます。
そのため、入所事業所(特にグループホーム)は、予め決めた避難場所へ実際に避難を行いました。
③利用者の在宅時における安全確保
水害は予測が立つので、危険が迫っている中では事業所は閉所することとしています。
特に通所事業所については、ご利用児様がご家庭に居る状況であるため、事業所からメールや電話等で安否確認を行いました。
訓練は無事終了しましたが、非常に課題が多く残る結果となりました。
私たちは社会福祉法人の職員である以上、事業を継続し、ご利用児様の命や居場所を守らなければいけません。
令和5年度は、今回の課題をブラッシュアップしながら
新しい取り組みにもチャレンジしていきたいと思います。
以下訓練の様子を少しご紹介します。
当日は「あしたば」の2階に対策本部を設置しました。
ICTを駆使して、「オンライン対策本部」を経て警戒レベル上昇に伴い現地へ集まる流れとしました。
各事業所の情報は、「LINEWORK」を使用してやりとりしました。
ビジネス版のLINE物凄く便利です。クムレでは平時でも職員は積極的に活用しています。
あしたば対策本部へ実際に集まった様子です。
クムレの取り組みはまだまだ続きます・・・!