とくしちゃんねるVol.23~おうちだでの理学療法士の仕事ってなに?~
こんにちは。理学療法士の青木です。新年度が始まり、2か月が経ちましたね。新しい環境で「楽しい!!」「まだ緊張しているよ💦」や環境が変わらずに「今年度も頑張るぞ!!」など様々な気持ちで過ごしているかもしれませんね。
今年度、私は、社会福祉法人クムレが今年度4月から開所した≪多機能型重度グループホーム おうちだ≫に所属しています。そのため、今回は、①≪多機能型重度グループホーム おうちだ≫の紹介、➁児童発達支援・放課後等デイサービスでの理学療法士の仕事について紹介していきますね。
❶≪多機能型重度グループホーム おうちだ≫の紹介
『どんなに重い障がいがあっても その人らしく生活できる 地域生活支援』
多機能型重度グループホーム おうちだでは、社会福祉法人クムレの支援の三大基本である「自立・尊厳・ハビリテーション」を軸に。ホームで暮らす一人ひとりの意見を尊重し、その人らしく生活できるようにスタッフはじめ、地域の方たちのご協力もいただきながら安心した暮らしを提供します。(以下、おうちだ)
おうちだには、
・ 重度グループホーム ショートステイ
・ 生活介護
・ 保育所等訪問
・ 障がい児者の相談支援
・ 児童発達支援
・ 放課後等デイサービス(重症心身障がい児対応)
・ 地域交流スペース・多目的ホール
が併設されています。
❷児童発達支援・放課後等デイサービスでの理学療法士のお仕事について
私は、多機能型重度グループホーム おうちだの中でも“児童発達支援事業所”・“放課後デイサービス”に所属しています。
児童発達支援
未就学児(主に重症心身障がい児)を対象として、利用児主体の自己選択・意思決定支援や、看護師による医療的ケアを行います。(初めての親子分離のサポート・季節行事のイベントなど)
放課後デイサービス
発達になんらかのつまずきや遅れのあるお子さんを対象に、一人ひとりがその子らしい生活が送れるように育てることを目指しています。お子さんの発達や特性に応じた方法を通し、地域により近い立場で支援するサービスを提供しています。
“児童発達支援“・“放課後等デイサービス”ともに、重度心身障がいのお子さんが多く利用されています。そのため、自分で自由に体を動かすこと、身体の向きを変えることが難しいお子さんへのアプローチとして“自由時間に過ごす姿勢、食事をする姿勢、活動に参加する姿勢”など様々な場面での姿勢や動作を他職種(看護師、保育士、言語聴覚士、介護福祉士など)と連携しながら検討しています。
また、『安全に無理なく』活動に参加することや余暇時間を過ごすことだけでなく、お子さんの身体の機能の維持・向上に繋がる取り組みも実施しています。
また、身体の成長に伴い骨の変形や筋肉の拘縮等を予防、症状を遅らせるために、多くのお子さんが装具を装着しています。おこさんが使用している装具(短下肢装具・体幹装具:ぷれーりーくん等)を装着した時の様子を見て、装具のあたりや装具の不備などを確認し保護者や職員と共有を実施すること、そして、お子さんに安全に正確に職員が装具できるように、職員に対して装具の勉強会等も行っています。