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No.31 ガチガチになっちゃう動きがぎこちない子「こどもの気になる姿~感覚統合の視点~」

こどもの気になる姿~感覚統合の視点~

第5弾!No.31 ガチガチになっちゃう動きがぎこちない子

緊張するとみんなガチガチになっちゃうブルブル

 

運動が苦手で動きがぎこちないと…

身体の動きがぎこちなく、体操やダンスなどで教師の動きを模倣する活動が苦手な子がいます。音楽に合わせてリズムを取るのも苦手で、スキップなどの動作がスムーズにできません。

走っている姿を見ても、身体の一部に過剰に力が入りすぎているなど、どこかぎこちなく、速く走ることができません。こういう子は、ボールや縄跳びなど、道具を使うスポーツが苦手なために、みんなの遊びの輪に入りたがらないということもあります。生活の場面では、身体を机にぶつけたり、物をよく落としたりします。友達にぶつかったり、食事中にお皿をひっくり返してしまうこともあります。いつもどこかに何かをひっかけているような、危なっかしい印象を人に与えます。

 

実はこのような行動の背景には…固有感覚が鈍感で身体をうまく動かせなかったり、ボディイメージが弱く距離感がつかめないなどの要因が考えられます。

行動の背景

固有感覚が鈍感で身体がうまく動かせない

固有感覚が未発達な子は運動全般が苦手な傾向にあります。筋肉の張り方や関節の角度の微調整がきかないために身体の動きがどうしてもぎこちなくなってしまうのです。運動をスムーズに行うには、身体のバランスを調整する平衡感覚も重要です。特に、体操などで他人と同じ動きをすることが苦手なのは、姿勢や関節の角度のコントロール力の弱さが強く関係しています。自分の身体バランスをうまくとれないことに加えて、平衡感覚と反射回路で結ばれている眼球運動の困難さも関係します。対象となる動きに対して反応が遅れてしまうことがあります。

ボディイメージが弱く距離感がつかめない

日常生活でいつもぶつかったり、転んだりして体の動きがいつもぎこちないのは、ボディイメージが十分に形成されていないことも原因の一つだと考えられます。ボディイメージの形成が不十分だと、周囲にある机や動く他者などの位置を把握する「視空間認知」もうまく機能しません。

 

このようなおこさへの関わりのヒント

ボディイメージが未発達な子は、動きの”終点”を意識することを心がけることで、物を落としたり引っかけたりするトラブルを減らすことができます。物を置く時、せまいところを通り抜けるときなど、最後まで自分の動きを見届けるようにします。他の子のようにうまくできなくても焦らず、周りの大人は「ゆっくりやろうね」「急がなくても大丈夫だよ」と声をかけましょう。

アイデア:段階を小さく設定して達成感を得られるようにしよう…など

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