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No.32不器用な手先、、、心配「こどもの気になる姿~感覚統合の視点~」

こどもの気になる姿~感覚統合の視点~

第6弾!No.32不器用な手先、、、心配

 

細かい作業が苦手で学習にも影響するかも!?

手先が不器用で、プリント類がきれいに半分に折れない、すぐにぐしゃぐしゃにする…また折り紙やハサミを使う工作、絵に色を塗るぬりえなど、細かい指の動きが必要な作業は全般的に苦手な傾向があります。

ボタンを留めたり、靴紐を結んだりすることも苦手で、「身だしなみを整えることができない、だらしない子」という印象を与えてしまうこともあります。不器用さは生活面だけでなく、学習面でもつまずきを生みます。鉛筆をしっかり持ったりコントロールしたりすることができず、字をきれいに書けない子がいます。文字の大きさがバラバラになってしまったり、消しゴムをかける時に力の強さをコントロールできず、ノートを破いてしまうことがあります。ノートをうまく取れないことが、学習への苦手意識に繋がっていくこともあります。

実はこのような行動の背景には…手指の機能分化ができてないや、平衡感覚や触覚が原因などが考えられます。

行動の背景

手指の機能分化ができていない

要因の1つに、微細運動を可能にする趣旨の機能分化ができていないことが考えられます。動きや力の入れ具合の微調整が難しく、道具をうまく使うことができません。また苦手意識から指の操作を伴う課題に対して消極的になり、経験が不足しがちになります。多くの子はボディイメージが乏しく、このことは手元に対する注意力の持続にも影響を及ぼします。書道の時間に墨で汚してしまう範囲が広がったり、工作で手に傷を作ってしまうこともあります。

平衡感覚や触覚が原因になることも

のりや絵の具を使う作業が苦手な子は、触覚が過敏である可能性も考えられます。ベタベタした感触や、手に絵の具がついてしまうことに嫌悪感を覚えてしまうために手をうまく使えません。また、プリントや折り紙をきれいに折ったり、児をマス目の中にきちんとおさめたりできないことの理由には、平衡感覚のつまずきや、眼球の動きがうまくコントロールできないことも考えられます。

 

このようなおこさへの関わりのヒント

不器用な子は、「うまくできない」という不安が緊張感を呼び、ますます焦って雑になったり、失敗してしまうことがあります。作業の早さよりも丁寧さに注目し、「じっくりやっているね」「丁寧にできたね」と声掛けをしていきましょう、1つ1つ丁寧に成し遂げる努力を認めていきましょう。

アイデア:使いやすい道具も視野に入れておく(選ぶ)…など

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