No.30 自分ルールの勝手な行動?「こどもの気になる姿~感覚統合の視点~」
こどもの気になる姿~感覚統合の視点~
第4弾!No.30 自分ルールの勝手な行動?
まぁ…作者自身も勝手な行動して怒られることなんてざらなんですが( ´∀` )
自分勝手な行動で周囲から孤立してしまう…かも
遊びなどの場面で、強引に列に割り込む子がいます。楽しいことを見つけると「早く遊びたい」という気持ちでいっぱいになって、他の友達のことが目に入らなくなり、順番を無視してしまうこともあるかもしれません。「早くやりたい」「1番にやりたい」という気持ちを持つことは決して悪いことではありません。しかしその一方で、鬼ごっこで鬼になると抜けてしまったり、トランプで負けただけで泣きだしてしまうなど、くやしさをコントロールすることができない姿も見られます。
ルールを守っておとなしく並んでいた子は、そんな友達を見て「ずるい」「自分勝手」と感じ、腹を立てることがあるかもしれません。同じく「自分勝手」に見える行動として、他人に関わろうとせず、ブロック遊びや砂遊びを1人もくもくとやり続けている子もいます。誰かと一緒に遊ぶ、集団で行動するなどが苦手なために、自分のペースを貫こうとします。
実はこのような行動の背景には…身体を制御できずこだわりが強くなってたり、聴覚、触覚が過敏で人とのかかわりが苦手の2つ要因が考えられます。
行動の背景
身体を制御できずこだわりが強くなる
順番を待てずに列に割り込むなどの強引なふるまいの原因の一つとして、固有感覚の未発達が考えられます。じっと身体を制止させていることができないため、他の子を押しのけるような行動になってしまうのです。行動はでなくても言葉の攻撃性としてあらわれることがあります。身体の動きをコントロールの難しさは、感情のコントロールの苦手さにつながることがあります。我慢できない気持ちが態度に出やすく、また自分の想定外の結果を柔軟に受け入れられないといった特徴が出やすくなります。
聴覚、触覚が過敏で人とのかかわりが苦手
聴覚や触覚が過敏な子のなかには、人と一緒に何かをすることが苦手で、他人と関わらず1人で行動することを好む子がいます。近くに他人がいるだけで圧迫感のようなものを感じてしまうようです。このような子は、人に邪魔されず自分のペースを守りたい、他人に乱されたくないという強い気持ちがあります。一見乱暴に見える場合も、触覚防衛反応が関係していないか確認してみましょう。
このようなおこさへの関わりのヒント
ルールを守れない子どもの多くは、ルールそのものをきちんと理解できていない場合があります。ただ叱るのではなく、「今は○○くんの番だよ。その次が君の番ね」などと現状を丁寧に説明し、まずルールの意味を子どもに納得させることが大切です。
アイデア:悔しい気持ちを代弁する…など
もっと詳しいことが知りたい方は↓までご連絡ください♬
to be Next
※ 児童発達支援センタークムレのホームページに活動を掲載していくことについてのご意見・ご要望がありましたら、児童発達支援センター妹山(せやま)までご一報ください。
児童発達支援センター クムレ 086-441-7373(せやま)
児童発達支援センター クムレ特別支援について過去のブログはこちららどうぞ↓