議題「プリント類の片づけ方」in凸凹お便り編集部会議~倉敷発達障がい者支援センター~
先日凸凹お便りvol.7編集会議を開催しました!
今回は紙面に、あるご利用ご家族からのご相談を取り上げ、皆で答える時間にしました☆
議題「プリント類の片づけ方について」
ある日のこと。当センターに、あるお母様からこのようなご相談がありました。
「うちの子(高校生)なんですけれど、学校から毎日持ち帰るプリント類で机が山のようになっていて・・。
親が片付けようものなら全部任せてしまって「あれどこ行った?」「ないじゃん!(# ゚Д゚)」と逆ギレされる始末・・。
本人が自分のやり方でできるようになってくれるといいんですけど。他の利用者のみなさんはどうされているんでしょうか?」
これはセンター職員がお答えできることではなさそうです。どうしましょう。。。
はっ!! こんなときの力強い仲間が!!!
・・ということでご相談のお母さまには了解をいただき、恒例の凸凹お便り編集部仲間に意見を聞いてみました。
(編集部は2回目でしたが勝手に「仲間」を語っています)
みなさん快くこの議題について語っていただきました。内容の一部を以下に載せます。
其の一:置く場所の構造を決める
〇視覚化
何がどこにあるのかわかりやすいようにパッと見てわかりやすくBOXを色分け。
例) 1.期限のあるもの、最重要 赤やオレンジ
2.記入しなければならないもの 緑
3.どうでもいいもの(笑)情報誌 青
→「住所(定位置)」を決めると片づけやすくなる
〇置くと決めた場所(例:勉強類)に関係ないものは絶対に置かない
→分類しにくくなることを防ぐ。気が散らないように。。。
其の二 : 習慣化する
〇定期的に処分
例)「入れ物がいっぱいになったら捨てる」、「曜日を決めて定期的に捨てる」など捨てるパターンを決める
→空になるとすっきりする
〇処分の決済箱・未決済箱を用意
→迷ったものを入れておく場も作る。
〇必ず提出する必要のあるものはスマホで撮り家族などに見て判断してもらう
其の三 : その他の工夫・過去を振り返っての悩み
私もプリントを持って帰るのがあまり得意ではありませんでした。我が家ではファイルに入れて無くさないようにしていましたが、それもすごくたくさんになって重くて引き出しもすぐにぎっしりになってしまったのを覚えています。
廃品回収みたいに種類別にするのはいい方法だったと思います。
たくさんの書類に埋もれてしまうことも減りますし、定期的に届く捨てられないものなら何月号だけが無い みたいなことにも気づけますね。
・期限のあるものは、カレンダーや冷蔵庫の近くに張り付けたり、プリントの日付のところを色ペンで塗ったりカレンダーに締め切りの印をつけたりしていましたね。
・家族みんなが見る場所にあるというのが、結構役に立ってくれていたと思います。
・私が一番困ったのは家族に見せたくない類のプリントだったような気がします。そんな時は・・・
→見せたくないものは、早めに自身で処理→1番に処理するパターン化をする
・無意識のうちにいるいらないを判断していた。
→本当にその判断があっているのか?確認がむずかしいところはあるかもしれない。
・1つのファイルにまとめる(20~40ポケットのじゃばらファイルに入れる/20Pで足りる)
「教科ごと」や、提出するかしないかの項目に分けて収納
→分ける練習を親としてもいいが、その後は自分で管理をする(任せない) ☚ 大事!!!
パターンを作ってあれば守れる人や、ルールに縛られにくいタイプ等々自分のタイプが分かるといいかも。
以上、一部でしたがみなさんの貴重なご意見を公開させていただきました。
一番の収穫は、みなさん自分自身が同じことで悩んでいたということ。
「だから偉そうには言えないし、今だって出来ていないんだけど・・・」という言葉も印象的でした。
感覚的に仕分けができている方もおられ、悩み方も十人十色ですが一つのテーマについてこんなに枝葉がつくのかというほど熱心にお答えいただきました。
何か困ったこと、議題にあげて欲しいことなどありましたらお知らせください。メンバーと一緒に検討しましょう☆彡
今回のvol.7は5/15発行です。年3回発行しており、お近くの公民館・支援センター等にも配布させていただいております。
よろしければ一度ご一読ください!