No.14 やる気がない子…ではなくて
夏休みに入って1週間ほどになりますが、皆さん夏休みの宿題は順調に進んでいっていますか?
筆者は宿題を8月31日に一気に終わらせていたタイプ(正確には終わっていませんでしたが…)なので、今の時期は宿題は置いておいて遊びに行っていました(笑)
小学生になると長期休み(夏休みや冬休み)に入ると、ドリルや書き取り、工作や自由研究などの宿題がいっぱい出ますね。
大人としては宿題をしてほしいけど、子どもとしてはなかなか手が進まないものです。
(…さて、どうしたものか…)
楽しく学習を進めるには?
やる気がない子・宿題をやり遂げられない子にどのように宿題を導入すればよいか…
1問終わるごとに、「まだあるの?」「もう、イヤだ」と次の課題に進めない子どもさんや、学習問題がいっぱい書いていてあるプリントを見ただけで「ウエー、いっぱいある(やりたくないなぁ)」と手を付けようとしない子どもさんなど、苦手なことがあると、取り掛かる前から課題をしたくない子どもさんは多いものです。
勉強が苦手な子どもたちに「がんばれ!がんばれ!」と叱咤激励するだけでは、なかなかうまくいきません。苦手があっても「ちょっとやってみようかな」という気にさせるには、工夫が必要です。
学習の初めに見通しを持たせながら、子ども達が興味を持つような、ちょっと工夫と課題への取り組み方のポイントを紹介します。
準備
1. 1日分の宿題の目標(ゴール)を子どもと一緒に決める
2. タイマーを5分に設定する。
3. 5分でできそうな範囲を子どもと一緒に決める。
宿題開始
1. タイマーをスタートさせて宿題を開始!(5分でできる範囲すべて終わらなくてもOK)
2. 「ちょっと休憩しよう」…と言いながら次の範囲を決める。
ポイント(次の範囲の決め方)
・ 時間内に指定した範囲内の宿題が終わっている場合・・・初回と同じ量を設定する。大人から量を増やす提案は(絶対に)しない
・ 時間内に指定した範囲内の宿題が終わっていない場合・・・次はどれくらいにするか尋ね、場合によっては大人から量を減らす提案もしてみる(無理に提案を押し付けない)
この中で、共通して行っていることは、「子どもの自主性を育む為に子ども自身に決定権を持たせ、その内容をお大人が否定しない」ということです。
大人の頭の中では「こんだけ?」「もうおしまい!?」「これじゃー(夏休み中に)終わらない…」といった思いも浮かんできます。しかし重要なことは自分から宿題をすることです。
宿題を全部して2学期登校することができるといいですが、あくまで希望にとどめて、それ以上に苦手なものに取り組めたことをほめてあげられると、冬休みに向けた足がかりになりますよ♬
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