ブックタイトルクムレ60年の歩み

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概要

クムレ60年の歩み

クムレ生誕60年を想う60年前に、脳性マヒの子どもを抱える母親との出会いが、社会福祉法人クムレの社会福祉事業に取り組むきっかけとなり、創業者浅田弘義の福祉へかける情熱、バイタリティーに支援者が共感し、小ざくら保育園は開園しました。その思いは衰えることなく、小ざくら園・倉敷学園・ひまわりの園へと繋がっていきました。また、この時期、ともに歩んだ先人たちは、充分な体制が整わない中でも利用者のために時間を惜しまず全力で取り組んで子どもたちの支援を行っていきました。その伝統は、今日まで受け継がれています。クムレの理念として制定した「ともに育ちともに生きる」は、浅田の座右の銘である「三共の心(共感しながら、共に育ち、共に生きる)」から由来したものであり、法人名の「クムレ」は、ラテン語で「共に生きる」を意味するものであります。60年史をつくるにあたり、多くの先輩たちにインタビューを行いましたが、皆に共通していたものは、目の前にある事象に真剣に向き合い、ひたむきに取り組もうとする姿と、その中に明日への希望、夢を描く志の高さでした。敗戦から復興へ向かう時代、水島の人々の暮らしを少しでも良くしたい、貧しいけれども皆で支え合い、ともに生きる喜びをわかち合いたい、という共通の目標を持っていました。高度成長期には、21世紀を生きる子どもたちに自06