ブックタイトルクムレ60年の歩み

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概要

クムレ60年の歩み

本物の音に触れる音楽活動れ「聴く」「歌う」「演奏する」の3本柱で音楽活動が行われた。「聴く」では、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などのクラシックの名曲をはじめ、ジャズ、ブルース、タンゴ、世界各国の民謡など、あらゆるジャンルの音楽に親しんだ。曲の雰囲気やリズムを身体全体で受け止めながら、リトミックやリズム遊び、作曲なども取り入れた。4・5歳児くらいになると、一度音階で歌っただけで、ピアノやキーボードなどで弾きはじめる絶対音感をもつ子どももみられた。楽器も美しく確かな音色にこだわり、エレクトーン、ピアノ、シンセサイザー、マリンバ、ティンパニー、ドラムなど、いずれも一流メーカーの本物が導入された。5歳児ではほぼ全員の子どもが鍵盤ハーモニカをマスターし、入学先の小学校の教師も「小ざくらの子どもはすごい」と驚嘆したという。2絵画・造形領域絵画や造形では、自分で感じたままを色や形で表現し創造する力が必要とされる。点の集まりが線になり、その線が絡み合ったり蛇行したりすることを知り、やがて形が描けることが分かると、思い思いに鉛筆や筆を使って表現できるようになる。そのためには、らくがきをしたり、粘土を丸めたりこねたり、同じことを何度も繰り返す時期が必要だといわれる。創造性を養う絵画制作26